「・・・・・・智くんごめん」
そう、非常口の階段で呟いた。
・・・・・・虚しい。
好きな人には"女友達"としか思われてないし、
親友の元カレを騙すし、
人生が虚しすぎる。
「よっ。こんなとこでなにしてんの?」
「なんだ、恭平か」
「んだよ、俺じゃ悪い?」
「別に・・・」
恭平を見ると、また虚しくなる。
自分のやってることすべてが。
「有紗、今日部活は?」
「無いらしいよ」
「は?まぢで?聞いてねぇし」
だって、恭平・・・先輩の話聞いてないし・・・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…