「俺も飲んでいい?」




俺…つまり男。

あたしは次歌う曲選びをしていたが、顔をあげて声の主を見た。

他のみんなもその声の主…京介を目を点にしながら唖然とした顔で見ていた。


「飲んでいい?」

少しの間、思考停止していたあたしに京介はもう一度聞いた。

「あ…うん。いいけど…」

少し戸惑い気味のあたしに、あたしの気持ちを知ってる瑠憂が驚いて聞いてきた 。

「いいのっ!?」

「いいよ。あたしそういうの気にしないし」


それは本当だった。

ただ、相手が京介だから少しは気にしてるけど…