康太と付き合ってもう2年が過ぎた。

たくさん色んなことがあった。

ひとり、あなたを待つ日々。
ひとり、あなたを想う日々。

あたしの頭に残るのはこの日々。


全てが無駄じゃないことを学んだ。
"信じる力"の強さを学んだ。

何よりも、
人を想いやることの大切さを学んだ。

そして、"運命"ってあるんだな。って。

今までのあたしの恋愛
ろくなもんじゃなかった。
付き合って別れての繰り返し。
今思うと全てが偽りだったかもしれない。
全てが偽りの愛だったかもしれない。
そう感じてしまう程、
そう思ってしまう程、
今あたしは本気で恋をしている。
たったひとりの男を愛している。


今まで味わったことのない経験
あなたにはそれを
たくさん感じ教えせられた。
辛かった。苦しかった。
悲しかった。泣きたかった。
だけどそれだけじゃなかった。

幸せもあった。
本当に小さくて小さい幸せ。
実質上そうでも
あたしにとっては大きかった。
心が温かくなる、
小さくて大きな幸せ。

一人が辛いのは
独りだからじゃなくて
誰かといた記憶があるから。

辛いのは幸せになる為に
なにか一つ足りないから。

それを知った。