でもあたしは一人じゃなかったね。
この世界、
あたしを馬鹿にして、嫌みを言って
イジメをしてくる人だけじゃなかった。
授業を抜け出して
保健室で泣いてるあたしを
体育館裏で泣いてるあたしを
成績とか入試とか取っ払って
追いかけてくれる友達がいた。
あたしは世界を小さく見すぎていた。
"死にたい"、"学校行きたくない"
なんて弱音吐いてたあたしに
"逃げんな"って
"うちがついとる"って
勇気をくれたのは友達でした。
死んでも意味なんてない。
そんなのわかってた。
友達からの言葉が欲しくて言ってしまった
一言なのかもしれない。
だけどそのおかげで
あたしは逃げなかった。
負けなかった。強くいられた。
堂々といれた。そんな気がする。