優の彼氏の部屋に帰って
"康太の親から電話あった。"
と康太に伝えた。

康太はいつの間にか
静かに俯いていた。


「どうしたの?康太。」

「なんもねぇよ。」


どこからどう見たって強がってる康太。
優の彼氏の部屋だったけど
ちょっとの間二人に出ていってもらった。

「康太、泣きたいなら泣いていいよ。
誰も笑わないから、話して?」
と問いかけタオルを渡した。

帰ってきたのは、
「親うぜぇ。」
って言葉。


あたしは康太を抱きしめた。
「結愛はずっと康太の側にいるから、
あたしがいるからね…」って言って。