いつもなら……



もっと甘えてたのに・・・。



どれだけ先生に甘えてた?

どれだけ先生に迷惑かけた?





先生の事信じてない訳じゃないのに。



ただ…先生と付き合えない。


その事実が、弱いあたしを圧迫した。




「かの、じょじゃないんだ…った。」



涙が溢れて来る。




保健室には誰もいないけど

運良く鍵はあいていた。




「はー・・・」



あたしはベッドに横たわる。






「…あ、幸智」