あたしはずっと避け続けていた。


いや。

先生から逃げていたのかも。



でも放課後になると

あたしの足は理科室に向かっていた。



やっぱりあたしの体は

先生を覚えてる。





理科室の戸を

軽くノックする。


でも誰も出てこない。




「先生?」



倒れてたりする・・・?!




ガラッ


「センセー…?!」





って…寝てる?




「はー…呼んだの先生の方じゃん…」