先生が誰を見てるとか

前までは気にしていた。




けど、そんなのあたしの問題じゃない。




あたしに変えられる事なんかじゃない。






あたしに出来る事は

先生を好きでいる事。






そしていつも

先生のいる理科室に来ている。







「朝倉!ボーっとしてどした?」



「いや、何でもないよ!」





「で、どこが分かんないんだよ?」



先生との距離が近づいて

先生の匂いがあたしの鼻に届く。




「あ、今俺の匂い嗅いだ!変態ー」


「へっ変態じゃないもん・・・!」




図星。

あたしの心の中見透かされてる!