まだ中学生だったあたし。
その頃書き留めていた、
1冊のただの日記を
いまでも大事に持っている。
たまに開いては
思い出すあの頃。
サムがいた、その証。
3年前の春…
中3に成り立てだった頃のあたし。
その隣にはサムがいた。
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2009*0412
またサムに怒られたし。
あいつ何様?
ほんっとーに腹立つ奴。
黙ってればカッコいいのに!
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『美來、早く起きろ!』
朝、不快な声が耳に入る。
『たまには早起きして朝飯 の1つでも作りやがれコノヤローっ』
コノヤロー?
…もうっ!!!!!!!!!!!!!!!
「うるっさいなー!わかってるから!起きるから!」
いつもこう。
あたしはサムに起こされて目が覚める。
『バカ野郎、遅刻じゃねーか。』
「サムなんて大嫌い。」