『俺に何か文句あるんじゃないの?』

「サムが薬なんかするわけないじゃん!
変な噂流すのやめてよね!まじ意味わかんない!」

『未來ちゃんは、サム君のなんなの?
彼女?………んなわけないよね。
あのひと、君みたいなガサツな女嫌いだもんね』

「うるさいっ そんなの知らない…」

『あ、ちなみにねー。 薬、あれデマだから』

「デマー!?!? なんのためによっ」

『さぁ?』

腹立つわーっ

てか腕痛いし!
放してっ………………

ボンッ!

あたしはその思いのいきおいで
俊太くんとやらの腹を蹴った。

『オウェッ…』

「あんた何者?っ… サムとどういう関係?…」

『…知りたい?………』

「当たり前っ!」

『サム君のいとこ。』



はぁ?……
え。

「嘘っ !!!
サムにいとこなんていないもんっ」