『つーかさ、美來よぉー。学校ねぇの?』
「あー…今日あったっけな?」
『馬鹿かてめぇ、さっさと行きやがれっ』

「最近行ってないんだもん。わかんねーよ。
てかサムには言われたくないね。まともに働いてないじゃん」

『俺はいーの。高校行かなくてもバイトしなくても
こうやってクソ親父から金入ってくんだし』


「あんたさ、親父さんのこと
クソ呼ばわりしていいのー?
誰のおかげで飯食ってんのょ 馬鹿。」

『あはっ 美來がなんでキレんてんだよ』

「あたしはさ、親父って存在が羨ましいんだよね」

『あ、わりぃな。 何も考えてなかった。』

「謝んないでよ。憐れまれるの嫌いだからさ。」

『じゃあ美來、こっち来てみ?』

「なんでだょ (笑) 」

『いいから早くっ♪』

「………何もしないでよ?」

『おまえなんかに欲情もなんもしねぇょ』


「嬉しいような悲しいような…」