段ボールだらけだ
そのなかからひとつの段ボールを開けた
厳重に包んだあるものを段ボールから取り出した
時計…
俺はなによりも最初にこの時計を壁にかけた
止めていたスイッチをいれた
そしてこの部屋に
あのメロディーがながれはじめた
星に願いを
これが鳴るといろいろなことを思い出してしまう
…
泣きそうだ…
おれが星に願うことはなんだろう
ふとそんなことを考えた
「へぇ〜、その時計まだ使ってくれてるんだぁ〜」
!?
驚いた
なぜ?
時計を眺めていたおれの目の前に
きみが
きみがおれの部屋にあらわれた