「私...
田中君の事が好きなんです…。」




私は中澤君の耳にソッと囁いた。
すると中澤君はみるみる顔色が変わった。




「いいんちょー…
それってマジ?」



嘘ですが…



「本当ですよ。
私は勉強ができる人が好きですから。」




これも嘘ですよ。
だってこんなバカ男好きになったんだから。




「え…
勉強できたら好きになんの?」



急に何を言い出すんだ…?

でもまぁ…言っとくか…




「そうですよ。」



「へぇ…
わかった。」


何がわかった?
まぁ…いいか。