「~っ・・・」 くやしいけど、絶対顔真っ赤だ。 あたしは手で顔を覆って壮介から目をそむけた。 「そーやっても無駄」 壮介はあたしの手を握ると、廊下を駆け抜けていく。 「ちょっ?えっ?」 わけがわからず、とりあえず壮介にされるがままに走るあたし。 ついたのは視聴覚室。 あたしが人生で始めて告られた場所・・・ 胸がしめつけられる感じにおそわれながらも、そっと壮介の方を向いた。