親友の遠藤樹がいるからだ。


嬉しさを隠し切れないあたしは、ドアを思いっきり開けた。


すでに席に座ってる者、後ろのへんでギャーギャー騒いでいる男子。


教室が騒がしいせいか、あたしが教室に入ってきても皆気にする様子はなかった。


「い・つ・きぃいぃいぃぃぃいいいぃ///」


あたしは樹を思う気持ちが行動に出たのか、くるんと一回転すると、


肩に何かがぶつかった。


その拍子に、床にしりもちついてしまった。


いてて・・・


じぃーんと鈍い痛さが襲う。