「・・・はぁ~」 盛大なため息が漏れる。 「もぉー、嘘ついちゃって☆ほんとは壮介が・・・」 「う・る・さ・い!」 あたしがからかってくる唯乃を睨みつけると、バツが悪そうに頬をふくらませ、 「ぅう・・・」 と不機嫌そうにしている。 あたしは、トイレから戻ってくると、樹達に問い詰められた。 榊原がすきなんじゃないかと。