こんな奴ら蹴散らして怒鳴り散らしてやりたいが、そうしたらまた敦が五月蝿いだろう。


俺は何も返事せずに教室に戻り自分の席に座った。


女どもはまだ俺につきまとってくる。


どこまでしぶといんだよコイツら。


俺はすっかり呆れていた。


ちらりと辺りを見渡すと、アイツがいた―――