「うんっ、ちょっと待って!」
あたしは急いで革靴をとろうとして靴箱のフタを開けると、何かが落ちたようだ。
「・・・手紙?」
小綺麗な封筒には、送り主の名前が無かった。
のりで几帳面に貼られた封筒をそっと開けると、一枚の手紙が入っていた。
『明日の朝、視聴覚室で待っています』
あたしは倒れそうな程驚いた。
やばい、人生初の告白!?
うそだと思われるかもしれないが、私は18年間生きてきて一度も告白された事がない。
それにしても・・・誰?
便箋のどこを探しても名前はない。
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