HRが終わってすぐ瑞紀が机まで来てくれた。
「梓~一緒に帰ろ~」
「ごめん。担任にプリント出さなきゃ・・・」
「そっかぁ。分かったぁ。」
そう言い瑞紀に先に行ってもらった。
プリントを出すまでに時間はかからなかった。
瑞紀・・・追いつくかも♪
「失礼しましたぁ」
職員室を出て猛ダッシュ
あ・・・瑞紀だ。
「瑞紀~・・・痛っ・・・」
目の前には長身の男の人。
金髪にピアス・・・眉毛がないし・・・
怖そう・・・
「う・・・あっ・・・ごめんなさい」
「・・・ず・さ・・?」
ん?
今“あずさ”って・・・
気のせいか・・・
にしても怖い!
とにかく怖かった。
涙目でその場から走って逃げた。