今日は、教科書やら
なんやらを配られて
帰れるらしい。

 僕は、教科書で
パンパンになった、カバンを
背負って、お母さんたちと
帰ることにした。

 んー・・・僕は
ちっちゃい。このかばんは
ちょっと重たい・・・。
 でも、6年生の頃からすれば
身長だって、
多少は伸びてるはず・・・。
いや、伸びてることを祈ろう。

「ただいまー」
家にいるおばあちゃんたちに
言う。
「おかえりー、どうだったー?」
まぁ、定番の返され方だ。
「んー? 最悪だったよ!」
 僕はいつもこんな風に
元気に返している。
本当に疲れている時は別として。

 とりあえず、部屋に行って
明日の準備をすることにした。
「えーっと・・・
数学・・・国語・・・」と。

 そして、明日の準備が終わると
僕は寝てしまった。