すると
結衣は
ボボボボボボボッ!!って
効果音がとても似合う
勢いで
顔をトマトのように
真っ赤にした。

え・・・。
これって・・・。

「いるの?」
もう1度聞く。

結衣はコクンと頷いた。

え・・・。
そうなんだ・・・。

僕は、結衣はサバサバした
性格だから
恋なんか
してないと思いこんでた。

やっぱり、人間って
不思議だなぁ。

いる、と分かると
誰なのか知りたくなるのが
僕。

「ねぇねぇ、それって
誰???」

ストレートに聞く。

さすがに今日
仲良くなったばかりの子に
すぐ教えてくれるわけが
ない、と
諦めながら質問したのだが。

結衣さん、ちゃんと
教えてくれました。