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「あ、呉羽さん、おはようございます。今日も葉書来てますよ~」


「本当だ! 沢山ありますね……」


部屋に戻ると、沢山の葉書を整理してくれている所だった。

皆、悩みとか変身願望とか持ってるんだな……

どれも共感できる文章ばかりが並んでる。


3枚目の葉書を手にしたとき、編集長が入ってきた。


ちら、と目線を送った瞬間、胸がギュッと締め付けられる感覚に襲われた。

「編集長、昨日のお礼がしたいんですけど、今度ディナー行きませんか?」

楽しそうに話しながら、梓が編集長に続いて入ってきて。


「はは。良いから、そんなの」


……編集長は笑って流している。
でも。


2人の近い距離に、私はモヤモヤしてしまう。