「…俺はこういう人だな。」
そういって俺は拘束されている手首を力づくで開放し袖から暗器を取出した。
その後シオンを蹴って上から退かせた。
そしてシオンの首筋に暗器の折り畳みナイフを当てた。
「形勢逆転…だな?」
そう言ってやった。
「…ぷ、ふふふ!」
奴は噴出した。
「御前、面白い。やっぱそこらと実力が違うや!」
奴は何が言いたいんだ?
「…なぁお前、俺の弟子になれよ。」
口調変わったなおい。
「…弟子?さっきは手加減してたのか?」
「もち、当たり前。様子見だよ。」
「へぇ…で?シオンが俺の師匠になれるの?」
「うーん、名字が熔(いがた)っていったらどうする?」