「・・・いい、飛我さん?」

「え?」





グイッ





気づいたら、
頬に暖かい感触が。





・・・ちゅ・・・





それに、
微かに聞こえた貴方のささやき。





『ひゅーがのほっぺ、ゲット♪』





「・・・っ!?!!?!////」

この声、
このテンション、
この呼び方。

ようやく分かった。



「さ、桜君・・・っ!?///」



「ピーンポーン☆」

どうしよう。
嬉し過ぎて、涙出てきちゃう。

「じゃ、俺ら先行くわ」

「えっ!?」

そういうと植島さん、じゃなくて桜君は私の手を掴んだ。

「ちょっ、どこ行くんですかっ!」

「飛我ん家っ!」

「なっ・・・!///」

嬉しい。
嬉しい。
凄く嬉しい。

胸が張り裂けそう。

今なら言える、叫べる。





『好き』





「(大好き)」

どうしよう、私、このまま死んじゃうかもしれない。