「かつカレー美味しいですよねっ!私も好きですっ」





きゅん。





「・・・っ!///」

顔隠せっ!!
顔隠せ桜っ!!
とりあえずお前は咳き込んどけ!!

「ゴホゴホッ・・・」

「だ、大丈夫ですか?」



しまった、逆効果っ!?



「ゴッホゴッホ・・・!!(みーるーなーっ!)」

バ・・・バレたか・・・!?
いや、バレるはずがないっ!!
でも、絶対今のはヤバいって!



つか、今のは不意打ちだってっ!!!///



「ツッチー!メニュー見してくんなーい??」

「あ、どうぞっ」

「(セーフ・・・!)」

イッキに俺の鼓動は速度を増した。

なんとか林田が話をそらしてくれたお陰で助かったが・・・
い、今のは本ッッッ当に危なかった・・・!!

「・・・」

ヤバいな・・・ボロを出す前に飛我を撤退させないと・・・
いつバレるか分かったもんやしない。

「あ、そうそう俺ら今度の週末カラオケ行くって話になってんだけど!」

急に茜が話を切り出した。
か、カラオケだ・・・?

「燕ちゃん達も一緒にどうかなーなんて、無理だったら良いんだけどっ」





「なにっ!?」





飛我とだって!?
そんなの、たまったもんじゃない!!!

「う、植島・・・?」

「さっきから何なんだよ?」

「・・・ぇ?」

周りを見渡すと、みんな俺を見ていた。
しかも俺、勢いで立っちゃってるし。

・・・シクった。

「え、あ、いや・・・」

「もしかして!植島さんも行きたいんじゃないですか!?カラオケッ!!」

ひ、氷室?