・・・ポカーン。
い、一体私の目の前で何が起ったっていうの・・・?
駄目だ、今の私の知識だけではこの状況を上手く伝えられない。
り、理解不能・・・
「ねぇ燕ちゃん!燕ちゃんって、いつも週末とかなにしてる?」
「ぇ、え?」
混乱の中で聞いてきたのは、真治さんだった。
わ、私この人、苦手だ。
オーラの差が違い過ぎる。
「しゅ、週末ですか・・・?」
「うん!今度どっか行かない?」
・・・え?
それって。
「そ、それは二人でって意味で―――――」
ガタンッ!!
「っ!?」
「う、植島?どうしたんだよ、立ち上がって」
う、植島さん・・・?
「・・・メニュー、取ってくれない?」
メニュー?
ふとテーブルをみると、メニューは私のすぐ目の前に置いてあった。
「ど、どうぞ」
私はそれを植島さんに手渡した。
「ども・・・」
ぱち。
「(また)」
また、目が合った。
まぁ、メニュー渡すぐらいだったら目なんて合うけど。
「・・・」
なんかこの人、気になる―――・・・
「で、燕ちゃん、週末は?」
真治さんの声で我に返った。
「えーと・・・勉強したり、読書してたりします」
週末はほとんど修行と技の勉強ばかりだからなぁ。
あんまり遊んだりはしないかも。
「へー、真面目なんだね!」
「い、いえ、そんなことないですよっ」
て、照れる・・・///