「こ、これで一応『ひゅうが』って読みます・・・」
あ、あれ?
もしかして私、生まれて初めてクラスの人と話した!?
う、嬉しい・・・!
に、忍者学校の試験に合格した時よりも嬉しいっ!!
「あ、そういえば自己紹介忘れてた!私、山口蘭!苗字は平凡だけど、名前は書くの難しいよ〜?」
「私は氷室君子、みんなキミちゃんって呼んでるよっ」
元気な茶髪ショートヘアー、蘭ちゃん。
おっとり上品ロングヘアー、キミちゃん。
どちらも凄く良い子そう!
まず第一なんの取り柄も無い転校生の私をランチに誘ったこと事態が良い人!!
こ、こんな人達が私の友達でいていいの・・・?(涙)
「ていうかノリでさっきから燕ちゃんって呼んでたけど、これからもいい?」
「私達も下の名前で呼んでいいから(笑顔)」
幸せ・・・!!
「も、もちろんですっ!」
「あと敬語もなし!なんか友達っぽくないでしょ?」
「もっとくだけて良いからっ」
・・・くだける。
く、くだける・・・?
例えば・・・
「『き、気楽にいこうぜ』・・・とか?」
「それは・・・」
「くだけると言うよりも、キャラに合ってないよ燕ちゃん!」
* * *
放課後、先生に書類を保健室のエリ先生に渡してきてと言われた。
『燕ちゃん携帯持ってる?』
『こ、これですか?』
『そーそー、もしよかったらメアド教えて!』
『め、メアド・・・?』
『メールアドレスのことだよ、いつでも燕ちゃんとお話出来るでしょ?』
「(いつでもかぁ・・・///)」
蘭ちゃんとキミちゃんといつでもお喋り・・・
楽しいだろうなぁ・・・
帰って早速お喋りし―――――。
「おわっ!?」
「えっ?」
角を曲がった瞬間、男の子が現れた。
このままじゃぶつかっちゃう!
私は素早く避け、袖を掴んで今にも転びそうなその男の子を止めた。
書類は片手でしっかりと死守した。
ピタ・・・
「だ、大丈夫・・・ですか?」
「・・・」
む、無言・・・
どうしよう、私もしかして掴むのに力入れすぎて腕に怪我させちゃった!?
あ、あれ?
もしかして私、生まれて初めてクラスの人と話した!?
う、嬉しい・・・!
に、忍者学校の試験に合格した時よりも嬉しいっ!!
「あ、そういえば自己紹介忘れてた!私、山口蘭!苗字は平凡だけど、名前は書くの難しいよ〜?」
「私は氷室君子、みんなキミちゃんって呼んでるよっ」
元気な茶髪ショートヘアー、蘭ちゃん。
おっとり上品ロングヘアー、キミちゃん。
どちらも凄く良い子そう!
まず第一なんの取り柄も無い転校生の私をランチに誘ったこと事態が良い人!!
こ、こんな人達が私の友達でいていいの・・・?(涙)
「ていうかノリでさっきから燕ちゃんって呼んでたけど、これからもいい?」
「私達も下の名前で呼んでいいから(笑顔)」
幸せ・・・!!
「も、もちろんですっ!」
「あと敬語もなし!なんか友達っぽくないでしょ?」
「もっとくだけて良いからっ」
・・・くだける。
く、くだける・・・?
例えば・・・
「『き、気楽にいこうぜ』・・・とか?」
「それは・・・」
「くだけると言うよりも、キャラに合ってないよ燕ちゃん!」
* * *
放課後、先生に書類を保健室のエリ先生に渡してきてと言われた。
『燕ちゃん携帯持ってる?』
『こ、これですか?』
『そーそー、もしよかったらメアド教えて!』
『め、メアド・・・?』
『メールアドレスのことだよ、いつでも燕ちゃんとお話出来るでしょ?』
「(いつでもかぁ・・・///)」
蘭ちゃんとキミちゃんといつでもお喋り・・・
楽しいだろうなぁ・・・
帰って早速お喋りし―――――。
「おわっ!?」
「えっ?」
角を曲がった瞬間、男の子が現れた。
このままじゃぶつかっちゃう!
私は素早く避け、袖を掴んで今にも転びそうなその男の子を止めた。
書類は片手でしっかりと死守した。
ピタ・・・
「だ、大丈夫・・・ですか?」
「・・・」
む、無言・・・
どうしよう、私もしかして掴むのに力入れすぎて腕に怪我させちゃった!?