次の日



起き抜けにシラフの親父を捕まえて昨日のことを聞き出した



全然覚えていない親父はシラを切ろうとしたけれど、泣き叫んでいたことを言うと真っ赤になって渋々答えてくれた



教えてくれた内容はこうだ



俺のねーちゃんの名前は


『倉田菜々子』



ねーちゃんっつっても俺と同学年で、俺が2ヶ月遅く生まれただけ



俺の母さんと出来ちゃった結婚してから、前の彼女に子供が出来ていたことが発覚したらしい



母さん、妹じゃなくてよかったな?



一応、浮気じゃねーし



母さんとはお互い一目惚れとかってノロケてたから…


よく直ぐに子作りに精をだしてくれたよ2人とも!



タッチの差でこの世に生を受け損ねてたよ俺は!




しかしホントに節操ねーな親父も



もっと落ち着けよ〜



って、え?



血は争えないって?



うるせぇ〜なぁ〜




「浬世くん」