だから俺は2年が終わった春休み


その日も俺んちでことを済ませた後


隣で微睡んでいる優ちゃんに向かって言ったんだ



「優ちゃん、俺達ちゃんと付き合おうか?」


「え…?」



優ちゃんは俺のその言葉を聞いて戸惑った顔をしたけど
喜んでるって顔じゃなかった



「…それって責任感じて付き合うってこと?」


「いや…そうじゃないけど…」



まあそんな様な意味もあった

実際俺は優ちゃんに友達以上の気持ちを抱けずにいたし

けど、こんな中途半端な関係も、なんだか自分が許せなかったから


「じゃあ同情?」


「違うって…」


「じゃあ私のことが好きなの?」



俺を真剣な瞳で見つめる優ちゃん

俺はそんな優ちゃんに笑って答えた




「ああ…好きだよ」




嘘を付いているわけじゃない

だって本当に優ちゃんが好きだと思ってる

ただライクとラブの違いってだけ

たったそれだけのこと


そうだろ?