「うぅ───…」

「胡桃……俺の過去…聞いてくれる?」

「ん…ッ…ぅん…」

「さっき言ったことは本当で…。」

「ぅん……」

「俺は中学時代…お前にフラれて自殺未遂した、アイツだ…」

「……ッ…」

「あの時の俺は…バカだった…」

「そんなッ…私が…」

「し───…」

「…っ」

人指し指を私の目の前に突き出す俺。

「俺は…お前を恨んでないよ。だから自分を責めるな…。」

「ヒック……っうぅ───…」

胡桃は泣きじゃくってもが可愛くて…。

俺はあることに気がついた。

────…俺は
胡桃が…

…好きだ。