「今日さ、クラス全員で応援しない?」

「あっいいねっ!」


「そのあと、カラオケ行こぉ!」

「行こ~!」


そんなみんなの遊びなんか、

あたしは誘われもしない。



みんなが盛り上がってる中、


あたしは1人でカバンを持って教室の扉に向かった。



「じゃあ、行こうか。



ブスなしで。」


バンッ。

その言葉に反応して



扉を勢いよく閉めてしまたった。


それと同時に聞こえてくる笑い声。


今のだって廉。


廉はあたしに生き地獄を味あわせたいんだ。



あたしは泣きながら廊下を走っていた。