きっと、


あたしをまたいじめるはず。


蓮くんに……こんな情けない姿…っ!



「じゃあ今から一週間後。

さっそく明日から放課後練習開始な。

終わり。」


言い終わった瞬間、みんなが騒ぎ始めた。


「廉、絶対勝てよなぁ!」

「廉のために差し入れ持ってくからっ!」

「お前ら……

他の奴らにも言えよなあ。」


「ええ~♪

廉がいなかったら差し入れなんか持ってかないし!」


「ひっでぇ!

俺らにも持ってこいよなぁー!」

「えー?どうしよぉ(笑)」


廉はそんな他愛もない会話の中心で笑ってる。


みんなは、廉が大好きだ。

廉は、最低なのに。


今まで思ってた事と矛盾してた。


心のどこかで、廉は、本当は優しい廉。

って思ってた。


でも今は、廉を信じられない。


最っ低。