橘「…そうなんですか。」

橘さんは少し表情を曇らせ、また洗濯物を取り掛かった。

さっきから少しひっかかる気がする…。
なんで自分が入った新撰組を危険と言ったんだろう?

優「あの、橘さんはなぜ新撰組に入隊したんですか?」

橘「えっ!?僕ですか?…。」

一瞬、少し目が泳いだように見えた。

橘「………誠。」

優「誠?」

橘さんは空を見上げた。

橘「僕にとっての誠を見付けてみたくて入隊したのかもしれません。」