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「………」

結局、わたしはここに来ちゃいました。

………今は、放課後。
わたしがいる場所は…、昨日の空き教室の前。


来た理由は、会いたかったからとか
そんな理由じゃない。

自分の秘密を守るためだ。


えーい!もう入っちゃえ!


ガラッと、大きな音を立ててドアを開ける。


「………あ。やっと来ました。センパイ」


「……こんにちは」

山本くんは、椅子に座って、
昨日の委員会の仕事をやっている。


「……委員会のやつ…」


「はい。昨日は俺のせいで、できなかったと思うんで、一緒にやろうと思って」
 

「センパイの分もあります」と言いながら、
自分の座ってるところの隣に座らせようとする。


「………わたしは、山本くんの向かいの椅子に座る…」