3月にあった震災後
家族や大切な人の重要性を
感じとった結婚適齢期の男女が
急に結婚相談所に駆け込み始めている今
今度は
住んでいる街ぐるみで
大規模な合コンを開催し
街起こしもかねて
若い男女を呼び込もう
と考えているらしい
同じような封筒は
私のところにも既に2通は届いていた
「ホント…迷惑な話だよね。
しかも、差出が市役所とか…怖い。」
味噌汁をすすりながら言うと
友見は
急に真剣な顔になった
今季の新色だと言っていた
パールのアイシャドウが一瞬輝く
「私…参加してみようかな。」
「はぁ?本気で言ってるの?」
思いがけない言葉に
ついつい口からワカメが零れ落ちた
周りの目を気にして
慌てて紙ナプキンで臨終したワカメをふき取る
「実はさ…
私、ずっと考えてたんだ…これからの事。」
真剣な表情を崩さない
友見はどこか遠くを見ている
家族や大切な人の重要性を
感じとった結婚適齢期の男女が
急に結婚相談所に駆け込み始めている今
今度は
住んでいる街ぐるみで
大規模な合コンを開催し
街起こしもかねて
若い男女を呼び込もう
と考えているらしい
同じような封筒は
私のところにも既に2通は届いていた
「ホント…迷惑な話だよね。
しかも、差出が市役所とか…怖い。」
味噌汁をすすりながら言うと
友見は
急に真剣な顔になった
今季の新色だと言っていた
パールのアイシャドウが一瞬輝く
「私…参加してみようかな。」
「はぁ?本気で言ってるの?」
思いがけない言葉に
ついつい口からワカメが零れ落ちた
周りの目を気にして
慌てて紙ナプキンで臨終したワカメをふき取る
「実はさ…
私、ずっと考えてたんだ…これからの事。」
真剣な表情を崩さない
友見はどこか遠くを見ている