なるほど、それなら納得がいく。


絶対に凛太朗は
言葉の意味など考えていない


ただ単に、響きがいいからだとか
そういうくだらない理由に決まってる。


「でもよかった

今日は少しは顔色いいじゃん」


「そりゃあもうぐっすりと眠らせてもらいましたから」



「じゃ、今日から決行ってことでいいよね?」


「……というと?」


凛太朗もなぜか軽やかな口笛を吹いたあと、ぱちぱちと手を叩いているし。



決行って、一体なんなのよ



「葵、これ


やってね?」



すると葵は、書き終わったのか




目がチカチカするほど様々な色で塗りつぶされた紙を
私の目の前にちらつかせた。



さらには満足げに笑っている



そして


紙に書いてあることを読んだ私は




文字通り、絶句した。