「謙介は・・・」 あたしは話し始めた 謙介はあたしの元彼で あのころのあたしは 謙介に依存していきていたこと タバコや‘クスリ’を教えてくれたのは 謙介だったこと。 互いに依存しあって 傷つけ合って 二人の間には誰も入れないくらい の深い仲だったこと。 「そんなに大事な人おったんや・・・」 彩織がいった 「うん・・・」 あたしの目からは 涙が流れていた