「紗枝ー?さーえっ!!!」




「えっあっ、何?美弥ねぇ」



三浦美弥(miura miya)私より1個上



「まったく、紗枝が上京したいだなんていうと思わなかったわよ・・・」




「ごっごめんね、美弥ねぇ」


顔の前で手のひらを合わせて一生懸命謝る。


「まったく・・・しょうがない子。お父さんはどうしたの?」


「あっ、あのねっ、お父さん再婚したんだって!!」




「はぁ!?私まったくきいてないわよ!?」


一歩先を歩いていた美弥ねぇがあわててふりかえる




「うん、私から言っておいてって言われてたから」




「まったく・・・お父さんらしいというか。」


ため息をつきながらあさっての方向をみる。


そっか・・・美弥ねぇはぜんぜんお父さんと会ってないんだもんね・・・。