それでも「笑顔」だけは捨てずに持っていました。

だから女の子は幸せでした。

毎日笑って笑って悲しい時でも笑っていました。


ある日女の子は「悲しみ」も捨ててしまいました。

女の子に「悲しみ」は邪魔だったのです。

笑っていても何故か涙が溢れてきます。

これでは「笑顔」が消えてしまうと思ったのです。