「いあ~、ねぇねぇ
  
 あのヒロ君って人知ってるぅ?」

私は前の席にいる裕翔君の隣の子に

指をさした。

「ヒロ、ヒロ、ヒロ、ヒロ…

 あぁ~西島ね」

「西島君っていうの?」

「何気になるの?」