「うわぁ‼副が怒った‼」
「いつもの事ですけどね…」
冷静に俺を受け流してる奴に
腹が立つ。
「ムカつくな、てめぇ」
そう言って俺は
逃げていく冷静野郎を
追いかけまわす。
「連‼お前ら‼
時間がないんだ‼
早く支度しろ‼」
冷静野郎は
助かった…みたいな顔をして
何事もなかったかのように
支度を始めた。
帰ってきたらぶっ殺してやる…
そんな思いを胸に
俺は皆と一緒に
別服へと着替えた。
革製の長めの上着に
腰パンをした黒いズボン。
Tシャツには
「蝶貴」
と記されている。
さて…と。
戦場へと向かいますか。