「あんま無茶すんなよ??

この前怪我したばっかだろ」

「あんなん怪我のうちに

はいらねぇよ、馬鹿」

……。

馬鹿はお前だ、朱莉。

腕の骨折が怪我に入らないって

お前…。

頭イカレてんだろ‼

「馬鹿はお前だろ??」

「あぁ!?」

そう振り向いた朱莉は

眉間にシワをよせて

すごい剣幕で俺を…

睨みつけていた。

「なんだよ」

「何偉そうな口きいてんだよ」

そこかよ!

「悪かったよ」

「謝る気ないだろ、連」

「あぁ…まったく」

変な喧嘩をしながら俺らは

学校へと向かった。