ガラッ…バタン
風のように泣きながら花梨は教室を出ていってしまった。
私はありったけの殺気で中川をにらみ中川に近づいていった。
「ちょっと!中川、何三年前と同じこと言ってんの?」
すると中川は口ごもりながら
「だってあいつが俺みたいな奴なんか誰が好きになるか!って言うから。」
てみるみる声が小さくなっていく。
「花梨の言う通り。今のあんたは誰も好きになんない。好きな子泣かせるバカがどこにいんの?世界中探してもあんた1人だけだよ。」
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