「工藤、これ朝言ってた楽譜な」
帰りの挨拶の後、先生が楽譜をピラピラさせて私の机に置いた。
「あ、はい」
楽譜の題名を見て驚いた。
5年の音楽祭の時に弾いた曲と同じだ。
「なになに?楽譜?」
ナカちゃんが身を乗り出して聞いてくる。
「うん。合唱コンクールでピアノ弾いてほしいって今朝先生に頼まれて」
「マジで?」
その話を聞いていた北川君までもが目をまんまるくして入り込んで来る。
「う、うん」
「「おぉぉぉっ」」
なぜだか北川君とナカちゃんが顔を見合わせ、同時に声を上げた。
そして、示し合わせたかのように2人して柚木君の肩をパシッと叩く。
柚木君はやっぱり元気がないまま、叩かれた事に言い返す余裕もない感じ。
やっぱり私が近くにいると、柚木君の笑顔が消えてしまう。
帰りの挨拶の後、先生が楽譜をピラピラさせて私の机に置いた。
「あ、はい」
楽譜の題名を見て驚いた。
5年の音楽祭の時に弾いた曲と同じだ。
「なになに?楽譜?」
ナカちゃんが身を乗り出して聞いてくる。
「うん。合唱コンクールでピアノ弾いてほしいって今朝先生に頼まれて」
「マジで?」
その話を聞いていた北川君までもが目をまんまるくして入り込んで来る。
「う、うん」
「「おぉぉぉっ」」
なぜだか北川君とナカちゃんが顔を見合わせ、同時に声を上げた。
そして、示し合わせたかのように2人して柚木君の肩をパシッと叩く。
柚木君はやっぱり元気がないまま、叩かれた事に言い返す余裕もない感じ。
やっぱり私が近くにいると、柚木君の笑顔が消えてしまう。