「おめでとう!」
「おめでとー!」
「やったね!」
卒業式を明日に控えて、昨日合格発表があった。
全員無事合格したお祝いパーティーをしようと言うアキちゃんの提案で、私とナカちゃんとナオちゃんはアキちゃんの家に集まっていたんだ。
ちょうどナカちゃんの誕生日でもあって、それも含めて一緒にお祝いしようってことになって。
「私らはまだそこそこ頑張れば引っ掛かるくらいのとこだけど、ナカちゃんは本当頑張ったよね。あんなレベル高いとこ、すごいよ」
アキちゃんが誉める。
「ちょっと待って。それって、何?楓花は受かって当たり前だけど、私は楓花と違って出来が違うとでも言いたいの?」
「あはは、そうかな?」
笑うアキちゃんに、ナカちゃんはコノヤロー!と、用意してあったクラッカーを一気にに3つも鳴らした。
それに驚いたのは私だけ。
ひゃあっ。
「ナカちゃん、私がクラッカー苦手なの知ってるくせにー」
突然大きな音のするクラッカーは、絶対心臓に悪いと思う。
「ぶぶぶ。なんかいじめたくなるんだよね、楓花って」
最近、ナカちゃんは北川君に似てきた。
「柚木もさ、誰もが心配してた回答欄間違え事件、起こさなくて本当良かったよね」
「本当。みんな合格できて良かった」
アキちゃんも彼氏と同じ学校に合格して、ホッとしている。
危ないと言われていた柚木君と北川君も受かったんだって、ここで初めて私は知った。
あれから、なんとなく柚木君の話を聞くのが怖くて、ナカちゃんにも柚木君や北川君と関係ない話ばかりふっていた。
「おめでとー!」
「やったね!」
卒業式を明日に控えて、昨日合格発表があった。
全員無事合格したお祝いパーティーをしようと言うアキちゃんの提案で、私とナカちゃんとナオちゃんはアキちゃんの家に集まっていたんだ。
ちょうどナカちゃんの誕生日でもあって、それも含めて一緒にお祝いしようってことになって。
「私らはまだそこそこ頑張れば引っ掛かるくらいのとこだけど、ナカちゃんは本当頑張ったよね。あんなレベル高いとこ、すごいよ」
アキちゃんが誉める。
「ちょっと待って。それって、何?楓花は受かって当たり前だけど、私は楓花と違って出来が違うとでも言いたいの?」
「あはは、そうかな?」
笑うアキちゃんに、ナカちゃんはコノヤロー!と、用意してあったクラッカーを一気にに3つも鳴らした。
それに驚いたのは私だけ。
ひゃあっ。
「ナカちゃん、私がクラッカー苦手なの知ってるくせにー」
突然大きな音のするクラッカーは、絶対心臓に悪いと思う。
「ぶぶぶ。なんかいじめたくなるんだよね、楓花って」
最近、ナカちゃんは北川君に似てきた。
「柚木もさ、誰もが心配してた回答欄間違え事件、起こさなくて本当良かったよね」
「本当。みんな合格できて良かった」
アキちゃんも彼氏と同じ学校に合格して、ホッとしている。
危ないと言われていた柚木君と北川君も受かったんだって、ここで初めて私は知った。
あれから、なんとなく柚木君の話を聞くのが怖くて、ナカちゃんにも柚木君や北川君と関係ない話ばかりふっていた。