『俺よりあいつを信じるの?』
柚木君は私の気持ちを確認してくれていたのに。
何も知らず、何も気づかず。
『もう、やだ』
弱音を吐いた私。
信じると誓ったのは私なのに。信じきる事が出来なかった。
柚木君はいつだって味方でいてくれたのに。
「しかもさ、あんたが飯田先輩ともいい感じだとかって、言いふらしてたのは飯田先輩本人らしいよ。これもテニス部の先輩に聞いたんだけど、『俺の女』って言ってたんだって」
そんな……。
私は何も知らず、お兄ちゃん的な存在だとか言ってた。
「楓花は気づいてないから、ちゃんと教えてあげなって柚木に言ったのに、まだ話してなかったんだね。
あ、そうだ!で、その事でなければ、あんたたちなんで喧嘩したの?」
まだただの喧嘩だと思ってるナカちゃんはよしよしと私をなだめながら聞く。
柚木君は私の気持ちを確認してくれていたのに。
何も知らず、何も気づかず。
『もう、やだ』
弱音を吐いた私。
信じると誓ったのは私なのに。信じきる事が出来なかった。
柚木君はいつだって味方でいてくれたのに。
「しかもさ、あんたが飯田先輩ともいい感じだとかって、言いふらしてたのは飯田先輩本人らしいよ。これもテニス部の先輩に聞いたんだけど、『俺の女』って言ってたんだって」
そんな……。
私は何も知らず、お兄ちゃん的な存在だとか言ってた。
「楓花は気づいてないから、ちゃんと教えてあげなって柚木に言ったのに、まだ話してなかったんだね。
あ、そうだ!で、その事でなければ、あんたたちなんで喧嘩したの?」
まだただの喧嘩だと思ってるナカちゃんはよしよしと私をなだめながら聞く。