手を伸ばした

けれど、その先には
何もなかった

助けを求めても
助けが来ない恐怖を
知っている

だから僕は

声を出せずに
ただただ手を伸ばしている

助けが来なくても
傷つかないように

助けが来ない言い訳を
準備しながら