部活が終り,途中まで友達と帰った。


いつもと同じ様な会話、


彼氏自慢大会、唯一彼氏がいない私はいじられる


「優奈も早く彼氏つくりなよ」


親友の沙紀が笑った。


「好きでもない人と付き合いたくない・・・」


と言いってそっぽをむく


「身近にいるじゃない,月見里優」


「なんで優なの!?」


と幼馴染みの名前に反応する。


「まだ好きなんでしょ?」


沙紀が真剣な顔で言うから顔を合わせられなかった。


「違う,優の事は諦めたもん」


そんな事をいって自分に嘘をつくから


きっと罰が当たったんだ・・・・。


携帯から電子音が流れ始め,スクールバックから携帯を取り出した。


「誰?」


沙紀が私の携帯を覗きこむ,


後輩の新橋ハルカからの電話だった。


「もしもし,ハルカ?どうしたの~」


とのんきに出るとハルカが涙声で話出した。


「雪村先輩っ!月見里先輩がっ!!事故にあったんですっ!!」


思わず携帯を落としその場に座り込んだ・・・・。


「嘘・・・・。」