「こんにちわ…」「おお!咲殿!良くぞここまで!」「あぁー、咲ちゃんだぁ~。元気だったぁ?」「はい。こんにちは、沖田さん。」「ソナタは何者だ…。」「斎藤…コレには訳が…」今日、私は新撰組の屯所の前にいる。
一晩、土方さんの知り合いの旅館へ泊めてもらった。
朝になれば土方さんが迎えに来てくれた。
「トシ!送ってやってはどうだ?」「はぁ?」「僕が行くよ。土方さんはまだ書類残ってんじゃん。」「いや、大丈夫だ。」「やだやだやだやだ!僕が!」「分かったよ…。」そんなコンらで、私の隣には今、沖田さんがいる。
新撰組1番目組長、沖田総司さん。
なんだか怖そ…。
荷物を持ってくれたから…ま、優しいダロウケド。
松島屋に着き、ペコっと頭を下げ、ありがとうございました。と一言残し、中に入って行った。
「すみません、こんにちは…。例の咲です。」「どぉも。」