『サラ…会いたかった…』


ウィルは涙を流しながら、ミーナに近寄りミーナをぎゅっと抱きしめた。


『君を守れなかった事…ごめんね…ごめん……がぁっ!!くっ…ああっ…』


ウィルはミーナを抱きしめながら謝っていたが、また突然苦しみ出しミーナから離れた。


『ハア…ハア…』


ミーナはただしんどそうに息を切らすだけだった。


『お前がいると…お前がいると頭がおかしくなる…お前がいると…』


ウィルの姿はヴィルグロースに変わり、鬼のような形相でミーナをにらみつけた。


『お前がいるから…お前がいるから…』


ヴィルグロースは右手の手の平から衝撃波を放った。